どうも。せふぃるです。観たいみたいといっているうちに、気がついたら興行収入100億円突破していたのでこれを機に、話題性が強いなと思い観てきました。
映画をようやく観られたのですが、記事として書かずにはいられないと思い個人的な解釈を交えてお話していきます。
若干ネタバレを含むので既に見たことのある人、もしくは、見る予定がない人は読み進めても大丈夫です。
出典元:https://www.kin-ei.co.jp/cgi-bin/pc/ttl/det.cgi?ttc=22080601&showing_flag=1
ウタの歌唱パートでのAdoさん起用のワケを予想
今作のワンピース映画は、これでもかってくらい同じ人の曲をライブのような形式で流されるわけですが、唯一無二でAdoさんがハマり役だったなぁって思いました。
Adoさんは、自身に無意識に背負っている、負の感情が強いという印象を、私は個人的に思っています。歌唱力はプロもびっくりの実力派なんですよ。歌唱力が凄いけれど、世の中の闇(病み)の部分も同時に持ち合わせているんです。
劇中でのウタというキャラクターは、「純粋な心」と「己に課してる使命感の強いキャラクター」の2面性を大きく描かれている描写が特徴的でした。
劇中で描写されているのですが、ウタは純粋な心を持っているが故に、闇堕ちした表情をする時があるんですよね。時折見せるAdoさんを連想させるなあって思いました。
FILM RED劇中での「ウタ」という存在
ウタは「大海賊時代」であるが故に、海賊に襲われたりでもがき苦しんでいる、一般市民たちの負の部分に共感して、悪い海賊たちを歌に変えて(いわゆる誰もがハッピーな新時代を)作ろうとします。
しかし、そんな計画を海軍自身に問われた時に、「計画?なにそれ。私はみんなを幸せにしたいだけ。」と意図して計画を実行したわけじゃないことが明らかになっています。
ウタの純粋な心がそうしようとはたらきかけているんだと個人的には考えてます。かなり印象的なシーンが一つあって、それが誰かが銃で身体を撃たれた時の反応でした。
ウタの一言「もう少しでみんな幸せになれる新時代にいけるのに・・・!!」
この映画って、今回のボスポジションの「人物」がいないんですよね。もし明確なボス枠がウタだったらこんな反応しないはず・・・。今までの悪役と打って変わって、心優しい部分も持ち合わせているんですよね。
結局今作での悪いやつは誰だったの?
ざっくりいうと、トットムジカという存在です。今までの映画と比較すると異質な存在です。最初に見た時は、容姿も相まって、魔法少女まどか☆マギカの「魔女」を連想させる敵のようにも見えました。
今作のボス的ポジションは、人じゃないんですよね。今までのワンピ映画だと、「ゼット」とか「金獅子のシキ」という人物がいたと思うんですよ。でも、今作は、怪物的な存在と戦っています。
ウタがあたかも悪役のような立ち回りをしていますが、ウタという彼女自身決して悪者というわけではなく、むしろ歌でみんなを幸せにしたいという思いで曲と向き合っている、むしろ善人なタイプのキャラクターです。
これがいいこれが悪いという、ざっくりとした括りができないのが、今回の映画の難しいところですね。と同時に挑戦的だと感じた部分でもあります。
一般市民たちの精神的・内面的な部分をメインにスポットが当たるという、ワンピ映画史上、かなり異質な物語だった気がします。
ルフィがウタと正面衝突を描写されていない
劇中では、ウタとルフィは早食い対決でどちらも「138連勝中だ」と言っているのですが、実際のバトルの描写がありませんでした。一応バトルと言えばバトルですが、腕っぷしで戦うことはなかったですよね。
実際ルフィ自身、ウタと本気で戦う理由が無いので、攻撃をするフリしか描写されていません。バトルしたところは、大体ウタが出していたオプションたちに対してだけでした。直接ウタを殴るという描写はなしです。
ルフィが最終的に戦ったのは、ウタを介して出てきた魔物、「トットムジカ」ですし、概念と戦うといったような現実らしくないバトルでした。
簡単なまとめ
個人的に滅多に映画を観に行かないのですが、結構奥の深い構成になっていたので、かなり好きな部類な映画だったのは間違いないです。新曲7つと映画という売り込み方も大成功だと納得しました。
- ウタと歌唱パートAdoさんは非常にハマり役だった
- 明確な悪役が存在しなかった(あえて敵役を挙げるのであれば、ウタを介して出てきた魔物トットムジカ?)
- ルフィがウタを直接殴ることはなかった
というわけで、こんな感じでワンピースの映画を久々に見た感想をウタを中心に解釈してみました。わりと雑だったかもしれませんが、書きたいことはわりと書けてちょっとすっきりしました。
まだまだ書きたいこともあるのですが(シャンクスの活躍とかね!)、文章がこの3倍くらいの量になるかもしれないのでこの辺で。では、また!!