はい。なんか映画みたいなタイトルになってしまいましたが、
今回はちょっと人前で言うのは少し真面目過ぎてちょっと気が引けるかんじもしますが、
ちょいと過去話を1つしようかなって思います。
10年前の今頃は約29年間の自分の人生で一番精神的に追い詰められていて人生を楽しむ余裕すらなかった時期でした。
何をしていたかというと、専門学生時代で学生寮に住んでいました。
10年前のこの時期は今だから書けることですが、すべてが嫌になり、失踪していました。
専門学生時代にかなり馬が合う友人が特に1人いたんですが、
かなり自分の人生の価値観が「そいつ」の影響で替えられたような気がします。
いや、厳密には、もう1人います。
今でも脳裏に焼き付いています。
最初の1人は、両親に対してかなり他人行儀な態度をしており、
本当に自分の親なのか????
どういう経緯でこうなったのだろうと不思議な感覚になったことを今でも覚えています。
一応簡単に過去話を簡単に聞いたのですが壮絶な、お金が絡んだ過去を持っていました。
後者のもう1人は、
父親に対しての借金返済の催促的な電話が鳴り止まないという経験をしていて
弟がいたけどもう、親権が移り替わり、事実上兄弟という関係を絶ったという話を聞いた記憶があります。
自分がどんだけ恵まれた環境で育ってきたのか思い知らされました。
世の中こんなにも苦労してる奴らもいるんだなと。
どちらの二人も自分に不足しているものを持っている存在でした。
前者の奴は、最近の4コマ漫画事情にギャグセンスがめちゃくちゃ高かったり。週8でバイトをこなしながら専門学校でも授業を受けていたり。
後者の奴は、たいていの洋画は知り尽くしていたり、手際がめちゃくちゃよかったり。
・・・こいつら本当に同い年なのか?って思うほどの経験値を積んでるスゲー奴っていう感覚で
過去を知るまでは超人すぎるなぁって思ってました。
過去を知ることで合点がいきました。
この2人は、命がけで、逆境を既に乗り越えてきた人物だったのです。
当時は現在進行形でめちゃくちゃ努力してました。
今ごろ何してるんだろうなって。
そして、こういう人物を巡り合わせたこの縁が専門時代の収穫というとちょっとニュアンスは違うかもしれませんが、第一の人生の分岐点だったかもしれません。
専門学校に行ってなかったらこんな価値観をガラッと塗り替えられる出来事が起こらなかったと思っています。
専門学校だけではないと思いますが、
特に「変わり者」というと不謹慎かもしれませんが濃い人生を歩んできた人物揃いだったなぁと今でも感じてます。
人生はなんて優劣や不平等なんて理不尽に与えられるものなんだろうな
って考え方が植え付けられたそんな時代でした。
でも、それは人が成長する為に神様が不公平ながらも与えた、乗り越えるべき試練なのかも
って思ったりもしました。
P.S.
人生に追い詰められていた時期によく聴いていた
BUMP OF CHICKENの「R.I.P.」というYoutubeに上がっている公式の楽曲のPVです。
ちょうど昨日ちょっと紹介した記事を書きましたね。
「死について答えの出ない人生哲学」に迷い込んでいた時期の曲で
かなりこの考え方にリンクしていたなぁと今ではしみじみ思います。
P.S.2.
余談ですが、
この曲のシングルの発売日が10年前の(2009/11/25)なんですよね。
このシングルの発売日のさらに10年前(1999/11/25)は、
BUMPの一番最初のシングル「LAMP」の発売日だったり。
流石にこの記事自体を書いたのはその一週間前だったりしますが。笑