出典元:
https://akabanet.hatenablog.com/entry/2019/11/18/193438
こんにちは。せふぃるです。
今年は、月1更新くらいの頻度で一年を終えそうです。
さて、早速本題に触れていきますが、
私も好きなBUMPが主題歌を新作で担当するらしく、
前作をかるーくチェックしてみようと思って、レビューを書くに至りました。
※ネタバレ注意です。
とはいっても、「2年前の映画ではあるのでそこらへん大丈夫です!」
とか、「見る予定はないけれどどんな映画だったの?」
という方にできるだけわかりやすく書いていきたいと思います。
すみっコぐらしと聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
あなたの第一印象はなんですか?
自分は、ゆる〜い癒し映画かなぁと思っていて、
まぁおそらく子供向けのゆるキャラのコンテンツかな?
と思っていました。
・・・が!
有料動画サイトで映画を見終えた後、想像を絶する事態に陥りました。
涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃになりました。。。
ただの癒し映画じゃないぞこれは。
それもそのはず、製作者は大人もターゲット層にしていたようで、
詳しくは、後に記述していきますね。
ゆる〜い作風と登場キャラクターたち
詳しくは公式サイトをご一読いただけたらと思います。
ここでは、全員紹介すると長くなってしまうため、
私なりに「特に主要キャラクター」だと思ったすみっコたちを簡単にまとめさせていただきます。
ひよこ
今作の物語の中心となるコで、私の一推しキャラクターです。
終盤のこのコの真実を知ったとたん、涙腺崩壊しました。
最初はなかまもいない、寂しくひとりぼっちだったひよこのコ。
このコに感情移入すると、ペンギン?たちとの仲間の温かさに触れて、じんわりきます。
ペンギン?
ペンギンなのに黄緑色??
頭にお皿を昔はかぶっていたような。
何を隠そう本来は、カッパみたいです。
個人的には、今作のひよこと続いて、メインキャラのコ。
しろくま
寒さが苦手で、北極から逃げてきたそうな。
ふろしきを愛用しており、寒いところでは、自身に巻きつけたり、
何かを包んで荷物にしたり。
作中では、マッチ売りの少女役。
終盤で最後までペンギン?を見守ったり、
寒さで震えるひよこをふろしきで温めてあげたりととても優しいコ。
とはいっても、みんなやさしいんですけどね。
ねこ
絵本の中では、鬼退治のお話で桃太郎役に。
作中では、ひっかいたところから絵本の世界のいろんなパーツが出てきたりと、
いろんな活躍でお手柄だったり。
とかげ
実はここだけの話、きょうりゅうだったり。
というのは秘密。見つかると捕まっちゃうから、
名乗るときはとかげです。
作中では、人魚姫の人魚役で可愛らしい姿が。
とんかつ
にく・・・1%、しぼう・・・99%。
いつもお皿ののこりもの。
エビフライのしっぽとなかよし。夢は誰かにおいしく食べてもらうこと。
作中では、あかずきんちゃん役に。
オオカミとのやりとりを見て面白い配役でした。
すみっコぐらしの魅力について
どの子も表立って目立つ!
・・・ようなキャラではなく、
どちらかというと、影に潜む(すみっこの)方が好き。
そんなキャラクターたちが多いです。
だからこそ、今を生きる私たちに刺さるメッセージ性が大きかったりします。
そしてなんといっても、悪いコがいない世界観。
心温まるキャラクターのやり取りが非常に魅力的です。
物語の考察や感じ取り方
さて、この映画のあらすじを大きく区切っていくと
1部 キャラクター紹介編
2部 みんなで喫茶店へ編
3部 とびだす絵本の世界編
4部 空白のページ編
5部 エピローグ(後日談)
こんな感じだと思っています。
細かく区切ると相当な数になるので、割愛します。
今回はこの中で、2部〜4部を中心に触れていきたいと思います。
簡単なあらすじ
〜2部〜
すみっコたちは、みんなで喫茶店へ食事にいくことに。
豆マスターとおばけが従業員。
おばけが掃除をして、ホコリを追いかけていたら、
謎の地下への扉があり、そこを開けて中に進むと一冊の不思議なとびだす絵本が。
地下の掃除が済んだ後、最後に絵本に手を出した瞬間。。。。
絵本におばけは飲み込まれてしまいました。
大きな物音がした方へすみっコたちが駆けつけますが、
変わった様子はなく、すみっコ一同は、各々自由な時間を地下で過ごします。
そして、すみっコのキャラがとびだす絵本を見つけますが、
肝心な登場人物が見当たらず、本の中のおばけが絵本の中のスイッチを押した瞬間、
すみっコたち全員絵本の世界へ飲み込まれてしまい、絵本の世界へ。
〜3部〜
・桃太郎
・アラビアンナイト
・マッチ売りの少女
・人魚姫
・赤ずきんちゃん
(・みにくいあひるのこ)
いろんなむかしばなしや童話が交錯する世界。
最初はみんな、桃太郎の世界からスタートして、
すみっコたちは、ひよこと出会い、
迷子でひとりぼっちのひよこの仲間を探すことに。
特にぺんぎん?は、じぶんさがしちゅうの自分と迷子で仲間探し中のひよこが
「一緒だね!」と意気投合して、やる気満々に。
そして、誰かがスイッチを押した途端、みんなバラバラの世界へ。
さまざまな物語が繰り広げられます。
〜4部〜
空白のページで、ひよこ?誕生の真実が判明。
ひよこの存在がノイズ状にブレてしまう現象が。
実はひよこは、誰かの落書きによって絵本の世界に生を受けたみたい。
そして、ひよこ?は最初からひとりぼっちで、さみしくて
仲間を探す旅に出たみたい。
「仲間がいないなら、僕たちと一緒の世界へ帰ろう!!」
とペンギン?のセリフ。
その直後に、空にまーるい穴が開きます。
それは、元の世界へ戻るゲートでした。
でもあんな高いところへどうやって?
ねこが悩んで爪研ぎをしていたら、そこから絵本の世界のパーツが次々と湧いてきて
これらを土台に積み重ねればあの穴まで帰れる!!
そして、物語は終盤に差し掛かります…。
印象深いシーン3選
1.とんかつ、エビフライのしっぽとオオカミ
「食べてくれるの??」
これは、一番笑ったシーンですね。
赤ずきんちゃんの物語ででてくるのですが、
オオカミに食べられかけますが、
本来は「キャ〜〜〜〜〜〜助けて〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
というリアクション待ちだったオオカミだと思いますが、
とんかつたちの反応は、目を光らせて
「食べてくれるの??どうぞ!!」
と自分の身を差し出すという。
ちょっとクスリとくるシーンでした。
2.みにくいあひるのコとひよこの正体
物語後半には、
ぺんぎん?が池で白鳥の群れを眺めていたら、
「これだ!!!」と目を光らせて、
「ひよこはきっと、みにくいあひるのコ」だったんだね。
と、葉っぱの上にひよこ?を乗せて白鳥の群れに流してあげます。
よかったねぇとすみっコたちは、泣き笑い、喜んでいました。
が、近くにスイッチを誰かが押した瞬間、
一匹の鳥が池の方に流されます。
そして、その鳥が成長して、白鳥となり一緒にバタバタと羽ばたいて飛び立ってしまいます。
みにくいあひるのこではなかったことが判明して、
池に沈んでいくひよこ。
慌てて、みんな助けにいきます。
鳥なのに違ったので、びっくりしました。
3.ひよこ?とぺんぎん?のバイバイのシーン
今作、一番衝撃的なシーンでした。
4部の話になるのですが、
一緒に元の世界へ帰ろうと穴に飛び込むシーンなのですが、
ひよこが、外のワープの穴に触れた瞬間に、
なぜか、弾かれてその先に行けないことに気付き、
途方にくれて、あることを察し、決断するシーンです。
そう。ひよこは、落書きによって生み出されたので、
「現実世界には存在していないキャラクターなのです。」
映画を見た人もその瞬間を見て、なんとなく察することができたと思います。
そして、みんな続々と穴に向かって行進していくのですが、
ひよこの姿が見当たらず、
探し回って振り向いたら、積み上がった絵本のパーツの下にひよこの姿が。
ぺんぎんが慌てて、「一緒に行こう!!」
と言いますが、ひよこはだまって首を振ります。
みんな驚いて白目をむいて、焦ります。
が、残酷なことに、刻一刻と、現実世界へ戻るワープの穴が徐々に狭く閉じられていきます。
そして、ぺんぎんが我慢できなくなり下に降りようとした瞬間、
絵本のパーツの塔が崩れそうになり、ひよこが慌てて、木の破片を隙間に挟んで、
必死にみんなを助けようとします。
(ダメだ。書いてるだけなのに涙が・・・)
健気にみんなを助けようとするひよこを思い浮かべると泣けます。
もうダメだと思った瞬間、物語で出てきた仲間達(桃太郎の鬼など。)
が、助けに来ました。
このシーンの少し前に、大事なシーンもあるのですが、
花をみんなの頭に乗せて、仲間のしるしだよ。
っていって、ほっこりするのですが、
一匹一匹、すみっコたちが穴の向こうへ行く瞬間に
絵本の世界のものである、仲間のしるしの花が散っていく演出があるんですが、
綺麗にはらはらと散っていくのを見ると切なくなります。
音楽も本当に良くて、私的には、
嗚咽に近い状態で、呼吸がしづらい状態になるまで感情移入して号泣してしまいました。
そして、最後の最後に、ぺんぎんが現実世界へ戻ろうとする直前に、
ひよこに振り向きます。
ひよこの目には涙をながしながら手を振りました。
そして、つられてぺんぎんも涙目になりながらワープの穴に飛び込みます。
最後に花びらが散っていくのをずっとひよこは見守っていました。
さいごに
いかがだったでしょうか?
気がつけば、4000文字くらいの文章量になっていました笑。
熱くなっていると時間を経つのを忘れて没頭してしまいますね。
笑って、癒されて、最後はすごい心動かされる。
最初は、ほどほどの期待で見たが故に
涙が止まらなかったのには驚きでした。
もし、この記事ですみっコぐらしが気になった。
もしくは、面白かった等ありましたら、幸いです。
では、この辺で終わりたいと思います。
ありがとうございました!!