先日、朝早く起きることに挑戦し始めました。
結果、ちょっと眠いけどいつものように二度寝はせずに、こうしてブログを打ち込めています。
さて今回は、昨日とある人と通話していて、ちょっとびっくりした出来事があったので、
書いていきたいと思います。
前回の記事で、「せふぃるさんは物事を冷静にとらえられる洞察力があるよね。」と言ってくださった、通話していた人がいるのですが、
もう一つ、大きな驚いたことを言ってくれたことがあるんです。
本題に入る前に、その人のことについて簡単に説明する必要がありますね。
この記事を見てくれている可能性もあるので、もちろん名前は伏せますが
(基本的に私の書く記事で名前を公開するようなことはありませんが)
その人は、先天的な障害を持っていることについて何十年も気付かずに、
ある日を境に、ダウンしてしまったらしいんですよね。
そして、医者に連れていかれ、細かい事情を聞いた時、
「あなたは、鬱病ですね。」
と、宣告されたようです。
その方は、「ええ???俺が????」っていう印象だったみたいで、
鬱のイメージが本人の考え方と全然違ったようで凄くびっくりされていました。
あと、診断している内に、その人は、ADHDの疑いありとも医師から伝えられたそうです。
見慣れない言葉だと思うかもしれませんが、
その人曰く、例に例えると、
体育館で校長先生の話があると、普通静かに聞くというのが世間一般の反応で、
その人は、頭の中でふと唐突に「あ、教室で筆箱片づけるの忘れてた」など、思い出すことがあって、
唐突にその場から立ち上がって、教室に向かって走り出していってしまうということがあるらしいです。
要するに、「マルチタスクができない」らしいです。
何かを思い出すと今の出来事が上書きされてしまい、最新の情報に関してだけの行動しかとらないようになってしまう。
という先天的な脳の障害と本人は言っていました。
それをきっかけに、今までのなんとなく上手くいかなかった今までの疑問が解決はしたけど
それがわかったところでどうすればいいのと本人は言っていました。
主に仕事で、「これよろしくね。」と業務を任されることがあり、それを真っ当している中、
その人は、この業務中に「あ、そうだ。あれもやってないや。」と別のことの情報で上書きされて、その別のことを終わらせることはできるらしいんですが、
それが終わった後に「あれ?俺何かやっていたような。」とは思い出すことはあるけれど、
大体忘れてしまうことが多いそうです。
そして、時間が経った後に、「おい、頼んだ仕事終わってるか?」と聞かれると、
「え?なんですかそれ。」と返答してしまうらしいんです。
「は?ふざけんな。仕事頼んだだろ。」というくだりになってしまうことが続いてきてしまったらしいのです。
「そんなことを続けられてると、もちろん信用なんて無くすよね。」
なんて、本人は言っていました。
しかし、その中で自分は、話を色々聞いている内に別の着眼点でこれは強みだなぁと伝えられるきっかけとなったエピソードがありました。
その決定打となったエピソードがこちらです。
モンスターハンターワールドと言うゲームで「このアイテムを使うのは禁止です。」というようなルールを決めて誰が一番早くモンスターを狩れるかというもの。
よく一緒に狩ってくれる人が主催した大会なのですが、
その主催の人はかなり手練れの人で、プレイングスキルは中々のモノだったらしいのですが、
その主催者さんの記録の4位を追い抜いて、大会の中で2位と言う好成績を収めるという偉業を成し遂げたらしいです。
それを聞いた自分は、
「途中で何か作業することになると前のことは忘れちゃう悪い部分はあれど、
逆に言えば、一点集中における熱量の凄さは、普通の人の十二分くらいの勢いがあると思い ますよ。」
そう、基本的なマルチタスクを要するモンハンと言うゲームにおいて
マルチの部分を差し引いて狩りをする経験が非常に豊富なスタイルで、今まで向き合ってきたその人にとって、多分いつも通りの感覚でプレイ出来たのだと思います。
それを聞いた通話していた人は、
「・・・そうなんだよね。実は診療してくれた人にも同じことを言われたのを思い出して、泣きそうです。」
と言ってくださいました。
「えっ!??」と思わず驚いてしまいましたが、
気が付かない内に、医者の患者さんに対するアドバイスを言うということを疑似的に再現してしまったらしいです。
鬱という症状には、自分も縁があるものなので、お互いの話が非常に頭に入りやすかったですね。
鬱というのはそもそも、言語で例えるのであれば、
「絶望や虚無感といったマイナスの錯覚を無意識の内にずっと見させられている状態」
だと思います。
形はどうであれ、その人にものすごく感謝されて、驚いてはいますが
実際、とても嬉しかったです。
当人が見てくれていたら、改めてありがとうございますの言葉を送りたいと思います。
気が付いたら2000字近くになってしまったのでこの辺で終わります笑。